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界面活性剤(表面活性剤)
石ケンのような乳化分散剤のことで、アニオン型、カチオン型、非イオン型がある。
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架橋剤
鎖状高分子を橋かけ構造に形成させるために必要な化学物質のこと。
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可使時間(ポットライフ)
接着剤に硬化剤、架橋剤、触媒などを混合した後、粘度や状態が使用に耐えられなくなるまでの時間。
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可塑剤
ゴムまたはプラスチックに対し、その加工性を改善し、製品の柔軟性を増すために加える物質。
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可とう性
屈曲しやすい性質。
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ガムデープ
再湿糊や粘着剤などを塗布したクラフトテープや綿テープ。
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加硫
生ゴムに硫黄その他の加硫剤を加え、加熱などの適当な処埋を施し、ゴム分子間に強固な結合を行わせる。その広い温度範囲にわたって可とう性を減少し、弾性および引張り強さを増大し、かつ耐油性を増大させる化学処理。
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感圧性接着剤
常温で軽く圧力を加えるだけで接着するもので、粘着剤のこと。
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含浸(がんしん)
ゴム、合成樹脂を織物、紙などの組織または構造のすき間にしみこませること。
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希釈剤
接着剤の粘度や樹脂分を低下させるために添加する液体のことで、溶剤や水が使用されることが多い。
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キュア
熟硬化性樹脂、またはそれを主成分とする接着剤やゴムなどに対して、硬化剤、硬化触媒、加硫剤また促進剤などを添加して硬化を行うこと。
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強化木
単板にフェノール樹脂などを含浸させ、何枚か重ねて熱圧してつくった硬い改良木材。
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凝固
コロイド溶液の分散粒子が、ある種の物質の添加により、あるいは外部の作用により、豆腐状のかたまりや粒を形成し、国まる状態をいう。
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凝集
1.単一物質中の分子が分子間力によって結合されている状態。
2.コロイド粒子が集まって沈でんする現象。
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凝集破壊
接着接合物が破壊するとき、見かけ上接着剤層内部で破壊している状態。
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共重合
三種以上の単量体が重合を行うことによって、一分子内に入りまじって重合すること。
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クシゴテ(クシ目ゴテ)
コテの先が、くし目状の歯になっているコテ。床材用のぺースト状接着剤の塗布作業に使用される。
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グラフト共重合体
枝分かれした重合体で、幹の重合体と枝の重合体とが異なった種類の単量体からできている共重合体をいう。
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クリープ
負荷をかけると、時間の経過とともに物質や接合部が変形する現象。
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グルー
接着剤のこと。
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クレージング
塗料用語で塗膜の割れ現象の意味から、接着剤の表画、または表面下、あるいは接着剤の内部に広がる微細なひび割れをいう。
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クローズドタイム
接着剤を塗布した被着材を重ね合わせて放置し、圧締するまでの時間。閉鎖推積時間のこと。
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化粧含板
合板の表画に印刷、塗装、またはつき板、化粧板、プラスチックフイルムなどを加工貼りした合板。
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欠膠(けっこう)
接着剤の塗布量が不足した場合や被着材に接着剤が浸透しすぎている状態。
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ゲル化
接着剤が液状からゼリー状に変化凝固すること。
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嫌気性接着剤
塗布してはり合わせ、空気を遮断すると硬化しはじめる接着剤。ネジのゆるみ止めなどに利用。
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懸濁
液体中に個体の微粒子が分散した状態をいう。
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硬化剤
接着剤の主剤と反応して、硬化を開始、促進、調整するために加えられる化学物質。
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高周波(加熱)接着
接着方法のひとつ。熱可塑性プラスチックを高周波電界内に置くと、内部発熟して軟化する現象を利用して行う。
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含成ゴム
ゴム弾性を有する化合物をいい、SBR、NBR、IIR、CR、BR、lR、シリコーンゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴムなどがこれに属する。
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構造用接着剤
航空機の構造部の金属接着のように、長期間強力な荷事がかかってもよく耐える接着剤。
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合板
単板を奇数枚直交させて接着してつくったもの。各板の木目方向はたがいに直交しているため木材の異方性は減少し、割裂を起こしにくく、膨張収縮性も改良されている。
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高分子
重合体の分子量が約一万以上のような化合物。
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コーキング(充てん材)
シーリング材と同じ。シーラントともいわれ、すき間を充てんして風雨を防ぐ目的を持つ。
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固形分(蒸発残分)
接着剤中の水や溶剤などの揮発する物質を除いた固形部分をいい、不揮発分のことで、%で表示する。
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コンタクトセメント
両面に塗布してから溶剤などを乾燥させてはり合わせ、手でおさえる程度の圧力で接着する接着剤。
ボンドG17Z(170mlはG17)、ボンドG10Z(17OmlはG10)などが相当。合成ゴム系コンタクト型接着剤のこと。