ポリオレフィン接着システム　セメダインPPX（瞬間接着剤）＋PPX-3（プライマー）

難接着対応瞬間接着剤 PPX＋専用プライマーPPX-3により、これまで接着が困難であったポリエチレンをはじめポリプロピレン、ポリアセタール、フッ素樹脂などの難接着材料を短時間で接着する画期的なシステムです。

1. プライマー（PPX-3）
   ・従来のポリオレフィン用プライマーに比べポリエチレンへの接着性向上効果が抜群に優れている。
   ・難接着材料の表面に綿棒・刷毛・スプレーなどで塗布するだけで表面処理が簡単にできる。（浸漬も可）
   ・表面処理のための大型設備が不要。
   *プライマー塗布後、接着可能有効時間に制約があります。 使い方を充分にお読み下さい。
   
2. 瞬間接着剤 PPX
   ・シアノアクリレート系接着剤のなかでは速硬化性に優れる。
   ・難接着材料以外の被着材にはPPX単独で広範囲な接着が可能。
   ・速硬化性のため白化現象が少ない。

• ポリエチレン・ポリプロピレン・ポリアセタール・シリコーンゴムなど難接着材料の短時間接着。（表面改質プライマー　PPX-3瞬間接着剤セメダインPPXの併用）

1. 前処理
   接着する表面の油・ほこり・離型剤等を取り除き、水分はよく乾かす。
   プラスチック類は表面を侵さないアルコール類等の適切な溶剤で汚れを充分に除去する。
   
2. プライマー塗布
   接着する材料の表面にプライマーPPX-3を綿棒・刷毛・スプレー等で均一に塗布する。
   （被着材の種類によっては、プライマーを塗布することにより接着力が低下することがあります。） プライマー塗布
   接着する材料の表面にプライマーPPX-3を綿棒・刷毛・スプレー等で均一に塗布する。
   （被着材の種類によっては、プライマーを塗布することにより接着力が低下することがあります。）
   
3. プライマー乾燥（最重要ポイント）
   プライマー塗布後、所定の時間乾燥させる。（室温23℃で3〜30分が目安です。）
   （注　意）
   ・.接着可能有効時間に制約があります。
   ・.しみこみの多いもの、塗布量が多い場合は長めの乾燥時間が必要です。
   ・.乾燥時間が短すぎると、接着剤がゲル化し、充分な接着強さが得られないケースがあります。
   ・.乾燥時間が長くなりすぎると、接着強さの低下ないしは接着不良となります。
   ・.接着可能有効時間は温度、湿度によっても変わります。
   
4. プライマー効果の持続している時間内に接着する材料の片面に接着剤ＰＰＸを直接、容器又はアプリケーターから適量滴下する。この際ノズルの先端がプライマー塗布面に接触しないように注意する。
   * 接着剤滴下後直ちに貼り合わせ、軽く圧力をかけ、固着するまで待つ。
   
   
   

   前処理	接着面のゴミ油などの汚れを落としよく乾燥させる。

   ⇒プライマーを使う材質
   　　 ポリエチレン、ポリプロピレン、シリコーンゴム、ポリアセタール、フッ素樹脂等
   
   ⇒プライマーを使わない材質
   　　　 金属、陶器、木材など、及び上記以外のゴム、プラスチックなど
   
   ワンポイントアドバイス
   

   標準塗布量 1.接着剤　PPX 　一般にゴム、プラスチックなどしみ込みのない被着材では、1滴（0.02g〜0.03g）で約6c�u程の面積の接着ができます。 2.プライマー　PPX-3 　両面塗布（難接着剤同士の接着）の場合、接着剤20gに対し、プライマー30ml〜50mlが標準塗布量です。（刷毛塗で刷毛先を軽くしごいて塗布した場合）