以下のデータは断りのない限り、すべて23±2℃、50±65RHの標準条件下で測定したもです。
(1)引張接着強さ 1-1 発泡ポリステレンの接着
被着材:発泡ポリスチレン3種/合板、フレキシブルボード、ステンレス、硬質塩ビ
〈接着条件〉
試験体サイズ:40mm×40mm(接着面積)
接着剤の塗布:毛丈13mmのウールローラーによる塗布
塗 布 量:約80g/u
オープンタイム:60分
圧 締:エアシリンダープレス
圧 締 圧:約0.2MPa(約2kgf/u)
養生日数:室温下7日間養生後
試験速度:3mm/分
被着材
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接着直後
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接着7日後
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接着強さ
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破断位置
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接着強さ
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破断位置 |
発泡ポリスチレンA社品
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発泡ポリスチレンA社
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0.28
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表層材破
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0.30
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表層材破
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合板
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0.41
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表層材破
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0.59
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表層材破
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フレキシブルボード
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0.34
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表層材破
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0.54
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表層材破
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ステンレス
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0.33
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ステンレス界面
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0.35
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表層材破
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硬質塩ビ
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0.29
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表層材破
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0.34
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表層材破
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発泡ポリスチレンK社品同士
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0.25
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表層材破
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0.28
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表層材破
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ビーズ発泡ポリスチレン同士
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0.13
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材破
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0.16
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材破
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単位:N/mu ※表中の表層材破とは発泡ポリスチレンの表層材破を示す。
1-2
その他の被着材の接着
被着材:ABSと木材(ベイツガ)/メラミン化粧版、ステンレス、アルミ、硬質塩ビ、アクリル
〈接着条件〉
試験体サイズ:40mm×40mm(接着面積)
接着剤の塗布:毛丈11mmのウールローラーによる塗布
塗 布 量:
メラミン化粧板、ステンレス、アルミ、硬質塩ビ、アクリル、ABS面
約40g/u
木材(ベイツガ) 約80g/u
オープンタイム:30分
圧 締:エアシリンダープレス
圧 締 圧:約1MPa(約10kgf/u)
養生日数:室温下7日間養生後
試験速度:3mm/分
a)金属の接着(金属/ベイツガ) 単位:N/mu
被着材 |
ステンレス
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アルミ
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引張接着強さ
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0.63
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0.71
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b)合成樹脂の接着(合成樹脂/ベイツガ) 単位:N/mu
被着材 |
硬質塩ビ
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アクリル
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ABS
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メラミン化粧板
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引張接着強さ
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0.49
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0.47
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0.52
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0.99
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c)コルクタイル接着(コルクタイル/コンクリートモルタル) 単位:N/mu
養生条件
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室温3日養生後
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耐水浸漬24時間後
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引張接着強さ
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※0.50
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※0.47
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耐水浸漬は室温に3日養生後、水中に24時間浸漬して塗れたまま測定。
※印はコルクタイル材料破壊を示す。
(2)はくり接着強さ
皮革の接着
〈接着条件〉
被 着 材:甲皮(裏皮/裏皮、裏皮/表皮)
試験体サイズ:25mm×100mm
接着剤の塗布:刷毛による塗布(予め下塗り1回実施)
オープンタイム:30分
圧 締:ゴムハンドローラーにて圧着
養生日数:はり合わせ直後および室温下7日間養生後
試験速度:200mm/分
被着材
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裏皮/裏皮
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裏皮/表皮
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接着直後
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接着7日後
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接着直後
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接着7日後
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はく離接着強さ
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2.4
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2.4
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2.2
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2.4
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単位:N/mu
(3)オープンタイムと圧縮せん断接着強さ 〈接着条件〉
被 着 材:木材(ベイツガ)/木材(ベイツガ)
試験体サイズ:25mm×25mm
接着剤の塗布:毛丈11mmのウールローラーによる塗布
塗 布 量 :約60/u
圧 締:エアシリンダープレス
圧 締 圧:約1MPa(約10kgf/cu)
養生日数:接着直後および室温下7日間養生後
試験速度:3mm/分
オープンタイム
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30分 |
60分 |
120分 |
180分 |
接着直後
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1.82
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1.88
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1.57
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1.56
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接着7日後
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1.97
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1.82
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1.77
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1.76
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単位:N/mu
(4)軟化点試験
〈接着条件〉
被 着 材:綿帆布/綿帆布
試験体サイズ:25mm×50mm(25×25mu)
接着剤の塗布:ガラス棒にて均一に塗布
オープンタイム:30分
圧 締:ハンドローラーにて充分に行う
養生日数:貼り合わせ直後および室温下7日間養生後
〈測定条件〉
JIS K 6833に準じて行う
昇温速度:2℃/5℃
おもり:500g
養生日数
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接着直後
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接着1日後
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接着7日後
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軟化点
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73℃
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85℃
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120℃以上
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単位:N/mu |