1. 下地の検査、調整、清掃

   タイル張りに先立ち、下地の浮きの有無、密着性・強度を確認して下さい。
   浮きは補修し、下地を充分乾燥して下さい。
   強度不足は補強して下さい。
   下地の汚れ(ゴミ、ほこり、水分、油など)、型枠はく離剤やレイタンスは取り除いて下さい。

2. タイルエースのフィルムパックの端部をハサミまたはニッパー等で開封して下さい。
3. 接着剤の必要量を手やコテを用いて絞り出して下さい。

   袋に残った接着剤はコテでしごき出して下さい。

4. 下地によく付着させる(なじませる)ように塗りつけた後、クシ目ゴテを用いて、しっかリクシ目を立てて下さい。
5. 吸水性の高いタイルでも水湿しする必要はありません。
6. タイルの張り付けは、モミ込むように押さえつけ、さらにタタキ板を用いて夕タキ押さえを行って下さい。

   可使時間の目安は、塗布後夏場30分、冬場60分になりますのでこの時間内にタイル張り、日地直しを終わらせて下さい。
   (直射日光が当たる場合は可使時間が短くなることがありますので注意が必要です。)タイル張り付け後、 2〜 3�uに一度タイルを剥がし接着剤の付着量が70%以上であることを確認して下さい。

7. 目地詰めは接着剤が完全に硬化した後(通常は一日以上)に行って下さい。

   冬場(低温時)は硬化が遅くなりますので、硬化状態を確認した上で目地詰めを行って下さい。

※使用できる下地

• コンクリート、モルタル面
• ALC
• コンクリートブロック
• 押出成型セメント板
• 合板、各種乾式ボード
• 無塗装サイディング
• タイル
• 木材

※使用できるタイル

• 陶器質のタイル
• 磁器質のタイル
• ブリックタイル
• モザイクタイル

※使用量

3mmクシ目(内装)平滑下地	1�u当り 1.5kg
5mmクシ目(外装)平滑下地	1�u当り 2kg

※使用できない箇所

• アスファルト下地
• 火が当たる箇所
• 常時80℃以上の高温がかかる下地

※注意が必要な材料

• 重いタイル、大きいタイル(あらかじめタイルのズレを確認)
• 収縮の大きい乾式ボード下地(タイルの割れを防止するため、板間をブチルテープで絶縁)
• ワックス表面FRP(サンドペーパー掛け)
• 劣化下地(改修・補修)の場合(下地強度の調査・補修が必要)

ご確認(ご連絡)下さい。

• 塗装されている下地
• 当社指定以外のサイディング材
• 石材の汚染は必ずご確認ください。

• 5〜35℃の直射日光が当たらない場所に保管して下さい。
• 5℃以上でご使用下さい。
• 本包装には防湿機能を持たせてありますので、ご使用時まで開封しないで下さい。
• タイルエースは湿気で硬化しますので、開封後は早目に使い切って下さい。
• タイルに付着した場合は、硬化する前にウエス等でふき取って下さい。
• 完全にふき取れない場合は、塗料用シンナー等の溶剤をしめらせたウエス等でふき取って下さい。
• 接着剤を使い切ってから廃棄して下さい。
• 残っている場合は、硬化させてから廃棄して下さい。
• 降雨、降雪時の施工は避けて下さい。
• 本用途以外には使用しないで下さい。
• 冬期タイルエースで作業がしにくい場合はタイルエースLをお使い下さい。